2010.04.11 Sunday

構造材についてのよくある誤解。

今日は、10時から幕張展示場で、先日お申し込みいただいたお客様のプラン要望を伺い、

14時からは本社でご契約後の打ち合わせ、

18時半からは幕張展示場で申し込み後の打ち合わせでした。



本社と千葉を2往復したわけですが、

本社と千葉の展示場、どのくらいの時間がかかると思いますか?


幕張展示場は千葉北展示場より少しだけ遠いですが、高速のインターから近いので、

結局、どちらもほとんど変わらなくて、(制限速度位で走って)50分で着きます。



距離は走りますし、高速料金はかかりますけど、

時間的には、営業で渋滞の中を走ることを考えたら、どうということはありません。







ところで今日の本題は、

今日、お客様からお受けした、こんな質問の話です。



「無垢の床材を使いたいんですが、

柱や土台は、檜(ヒノキ)が強くて、ホワイトウッドは弱いと聞きますけど、

無垢の床材を使う場合にも、樹種を選んだ方が良いのですか?」





構造材の話を、正しく理解されているお客様は少ないので、

この機会に説明しておきます。




まず、柱や土台は主要構造材ですが、

床材はあくまで内装材であり、構造材ではありません。



ですから、構造の耐久性とは無関係になりますので、

内装材の場合は、見た目の美しさや、将来の色の変化、へこみやすさや傷の付きやすさ、

こういったことが問題になります。



構造材のように、圧縮強度や曲げ強度が数値で言われることは、ほとんどありません。



また、構造材の場合は、壁や天井、床などの内部にあるため、

腐朽や白アリにやられたとしても見えないわけですが、

内装材の場合は常に見えていますので、そういった面でも考え方も違ってきます。




あと、檜(ヒノキ)が強くて、ホワイトウッドは弱いという話については、

強度の面で言うと、檜も強いですが、意外とホワイトウッドも強いです。


※マツシタホームではホワイトウッドの柱は現在使用していません。念のため。



また、国産杉などは、強度の面では、ホワイトウッドよりだいぶ弱いです。





檜(ヒノキ)や杉が強いのは、さっきも書いた腐朽や白アリへ対する耐久性の部分です。



じゃあ、ホワイトウッドは使わない方がいいのかというと、

木材が常に乾燥した状態であれば、腐朽や白アリの問題は起こらないので、

そういった対策がきちんと行われていれば、必ずしもそうではありません。



ただし、雨漏れに長期、気がつかなかったなど、

万が一、構造材が常時濡れた状態になってしまった場合などを考えると、

耐久性の高い木材に越したことはないけれど、コストの問題もあるからどうするか、という話です。





マツシタホームの使用している構造材をお話ししておきますと、

弊社で最も売れている商品である「GLANCERA」は、

柱と土台は全て国産檜(ヒノキ)の無垢材、梁は、国産杉と米松の集成材です。


提案型企画商品の「景観条例のある家」も同様です。




構造、性能、機能、設備、内装など、

様々な選択肢の中から仕様を選べる商品、「CREATIVE COLLECTION」では、

土台が米ヒバ集成材、または国産カラマツ集成乾式注入材のいずれか、

柱がレッドウッド集成材、またはカラマツ集成材、または米松集成材です。




構造材の場合、一般的に、国産材は無垢材中心、輸入材は集成材中心です。



マツシタホームでは現在、環境負荷の軽減を考え、国産材を中心に使用していますが、

このように商品によっては、集成材も使用しています。





集成材についての誤解が非常に多いので説明しておきます。



集成材に関する最大の誤解は、

「集成材の方が無垢材よりコストが安い」と思っている方が多いということです。



実際は、構造材の場合、同じ樹種であれば基本的に「無垢材の方が集成材より安い」のです。




皆さん、ご存知でしたか?



私の経験上から言うと、誤解されている方の方がずっと多いと思います。



国産材の場合、杉にしても、檜にしても、

105mm角の柱なら、直径105mmをある程度超えた木から、105mm角の柱を製材します。



乾燥無垢材の柱の製造過程は、

105mmや120mmの柱に製材する。

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輸入材は集成材が中心と言いましたが、

輸入集成材の場合、多くは直径50cmとか1mとかの大木から作るんです。



集成材の製造過程は、

‖腓な直径の木を、いったん厚さ3cm前後のラミナ(ひき板)に製材する

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4チ腓気擦襪海箸砲茲辰得犬犬襦▲薀潺覆量攸蕕擦箒犬い鮑錣辰銅茲

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・・・というように、かなり手間がかかるんです。



このように、集成材の方が製造に手間がかかり、当然コストもかかるんです。



なぜ、大木を無垢材に製材せず、このような複雑な工程を取るのかというと、

105mm角より30mm厚のラミナ(ひき板)の方が、より完全乾燥に近い状態にできるから

105mm角より30mm厚のラミナ(ひき板)の方が、中に大きな節を含む確率が小さいから
(ラミナにしたときに大きな節のある部分は取り除かれます)

ラミナを貼り合わせるときに、木の繊維方向を互い違いに接着することで、
  木材の欠点であるねじれや反りなどの狂いの少ない柱にすることができる


このような、より性能を高める理由からなのです。




次は、なぜ、集成材の方が安いという誤解が多いのかについて説明してみます。



それは、内装材や家具、また、構造材の中でも真壁構造に使う化粧柱では、

無垢材の方が価格が高いからです。




伝統的な日本の住宅は、真壁構造(室内に柱が見える仕上げ)の和室です。



日本人は、一般的に節のない木を好む傾向があり、

真壁構造の場合は、できれば節のない柱をということになりますので、

節のない柱の場合、無地というんですけど、

1面無地、2面無地、3面無地、4面無地というのがあり、

無地の面が多くなるほど価格が高くなり、

例えば4面無地の柱の場合、節ありの柱に比べ、価格は10倍以上に跳ね上がるのです。



ちなみに、真壁和室用の集成材の柱というのもあり、

集成材の柱の表面に檜の無地の薄い(コンマ何ミリとか)板が貼られているもので、

このような化粧柱の場合、集成材の方が安くなるんです。





現在の住宅は、洋室はもちろん、和室も柱が見えない大壁仕上げの方が多くなっていますので、

無地の柱の必要はなく、節のある柱が使用されます。

(もちろん、節が大きく抜けてしまっているような材は取り除かれます)




真壁和室用の檜集成材や、家具や床材などでも同じですが、

節のない部分、または少ない部分を使うための見た目の美しさのための集成材と、

強度や狂いにくさなどの性能を上げるための構造用集成材とでは全く目的が違っていて、

無垢材と集成材のどちらが高いか安いかの問題も逆になってくるのです。





本当に構造用集成材への誤解、多いですが、

普段使うものは、無垢材の方が高いものの方が多いですから、仕方ないと思いますが、

家を検討しているときには、正しい理解をした方がいいと思います。



日本集成材工業協同組合HP 集成材について
http://www.syuseizai.com/QA/tabid/3029/language/ja-JP/Default.aspx





 
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