2019.08.31 Saturday

人工大理石orステンレス、キッチン天板はどっちにしますか?【その1】

「キッチン天板は、人造大理石とステンレスのどっちがいいですか?」

 

 

請負契約が済み、仕様打合せに入ると、お客様に必ず聞く質問です。

 

 

 

最近は「人造大理石がいいです」が8割9割で、

 

「ステンレスがいいです」は1〜2割という感じで、

 

以前に比べると、ステンレス天板を選ぶ方は少なくなりました。

 

 

 

人造大理石の人気が高いのは、主にはデザイン面ではないかと思っていますが、

 

デザイン面以外にも、それぞれのメリットとデメリットがあり、

 

私たちも、そのメリットデメリットを毎回説明するわけではないのですが、

 

本当は説明した方がいいのかなあとちょっと思うことがあって、

 

今日の記事でそのあたりをご紹介させていただきます。

 

 


各キッチンメーカーともいくつかの種類のワークトップ(天板)を発売していますが、

 

特殊品以外は、ステンレス製か人工大理石(人造大理石)製かの2つです。

 

 

その中でも、ステンレス天板は、古くから一番よく使われている素材です。

 


それでは改めて、ステンレスの天板のメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

 

 

 

 

1-1 ステンレス天板のメリット

 

 

 

【水や熱、錆に強い】

 

ステンレスというのは英語で「Stain less」(=錆なし)という意味で、

 

全く錆びないという訳ではありませんが一般的には水に強く錆にくい素材です。

 


しかも昔のステンレスとは違い、最近のステンレスはさらに錆びない成分について

 

研究開発されているため、錆に対して非常に強くなりました。

 


このため、ステンレスは水を多く使うキッチンの素材としては、

 

特にオススメの素材と言えます。

 


特にSUS304といって鉄に18%のクロムと8%のニッケルを含んだ

 

18-8ステンレス素材は水や熱にも強く、強度も高くなります。

 

 

 

 

【汚れに強い】

 


ステンレスは汚れがしみ込みにくい素材でもあります。

 

 

そのため、表面を中性洗剤で拭き取ると汚れが落ちますので、お掃除がラクラクです。

 


がんこな汚れはメラミンスポンジやクレンザーなどで研磨して落とします。

 

 

 

 

【臭いがつきにくく衛生的】

 


ステンレスは医療器具にも使われる衛生的な素材です。

 


また、臭いもつきにくい事からキッチンの素材としても優れています。

 


ちなみに、キッチン全体の仕様で、木製のキッチンに比べ

 

オールステンレス製のキッチンはゴキブリの侵入率が1/8とも言われています。

 

 

 

 

【表面加工によって見え方が違う】

 


ステンレスはヘアライン加工(細かい線が入ったツルツルピカピカの加工)や

 

バイブレーション加工(ちょっと波打っているようなマット質感の加工)、

 

エンボス加工(細かい凹凸が沢山ある加工)など、いくつかの仕上げ方があります。

 


同じ素材でありながら表面の加工方法によっても様々なデザインがあるのも

 

ステンレス天板の特徴と言えます。

 

 

 

 

【流し(シンク)とのシームレスな接合】

 


天板をステンレスにすると流し(シンク)部分もステンレスになりますので、

 

この場合はシームレスといって天板から流しまで継ぎ目の無い一体型のものが人気です。

 


もし天板を人工大理石(人造大理石)にしてシンクをステンレスにした場合、

 

継ぎ目から汚れや錆が付着することがありますので注意してくださいね。

 

 

 

 

【人造大理石(人工大理石)の天板に比べると若干安い】

 


人工大理石(人造大理石)の天板と比較した時にステンレスの方が

 

少しリーズナブルな金額になる傾向があります。

 


そのため、設備機器の予算を抑える場合はステンレスの天板は強い味方となってくれます。

 

 

ここまでステンレスワークトップ(天板)のメリットについて見てきました。

 


ただ、ステンレスのワークトップにもデメリットはあります。

 


次はステンレスワークトップのデメリットを見てみましょう。

 

 

 

 

 

2-2 ステンレス天板のデメリット

 

 


【無機質な雰囲気】

 


人工大理石(人造大理石)のもつ明るい自然な風合いと比べると、

 

ステンレスは非常に無骨で無機質な雰囲気を漂わせます。

 

 


そこがいい!というステンレスが好きな人と、

 

かわいくない!という嫌いな人とで、好みの違いがかなり出る素材です。

 

 

 

 

【時間と共にステンレスの光沢が無くなる】

 


家が完成した時はピカピカに輝いているステンレスですが、

 

どうしても使って行くうちに光沢がなくなり、

 

また水垢をそのままにしておくと水跡がつきやすくなります。

 


そのためマイクロファイバーの吸水性の高い布巾等で

 

こまめに水気を拭き取る事が大事です。

 

 

 

 

【「もらい錆」がつく】

 


ステンレス自体は錆びにくい素材なのですが、

 

鉄製の鍋などを天板やシンクに長時間置きっぱなしにすると、

 

鍋の錆などが付着して「もらい錆」といって錆が発生してしまうことがあります。

 


もらい錆が付くと錆を取るのが大変なので、

 

鉄製品の長期間置きっぱなしにしないようにしておきたいですね。

 

 

 

 

【デザインによっては野暮ったい】

 


ステンレスの加工方法によっては見た目が少し野暮ったくなることもあります。

 


一部メーカーでは、すっきりとした見た目のヘアライン加工やバイブレーション加工ですが、

 

大手メーカーのエンボス加工のステンレス天板などは、

 

どうしても汚れ・傷防止のエンボス加工など実用的なデザインに特化していることも多く、

 

デザインの面で人工大理石(人造大理石)にする方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

 

明日は、人工大理石(人造大理石)のメリットデメリットを書きます。

 

 

 

 

【その2】へ続きます・・・

 

 

 

 


 
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