2018.11.02 Friday

1千万円台・2千万円台・3千万円台・4千万円台の家ってどんな家?【その3】

1千万円台・2千万円台・3千万円台・4千万円台の家ってどんな家?【その2】

 

からの続きの記事です。

 

恐れ入りますが、前の記事から続けてお読みいただければ幸いです。

 

 

 

一昨日は、どのような住宅会社がどのくらいの価格帯で建てているのか、

 

住宅業界でよく言われる次のジャンル別でご紹介しました。

 

 

3,000万円台前後から4千万円台の家を中心に建てている大手住宅メーカー

 

1千万円台後半から2千万円台前半の家を中心に建てているローコスト住宅会社

 

2千万円台半ばから3千万円前後の家を中心に建てている中高級住宅会社

 

1千万円台前半から半ばあたりの家を中心に建てている超ローコスト住宅会社

 

 

 

 

これから、タイトルにある、1千万円台・2千万円台・3千万円台・4千万円台の家が、

 

それぞれどのような家なのか、何が違うのかについて書いていきたいと思いますが、

 

それを説明するのに、住宅会社のジャンルの番号を金額順にしておけばよかった・・・

 

今さら思ってしまいましたが、それはともかく、金額順(安い→高い)に説明していきます。

 

 

 

床面積が極端に小さいと当然安くなりますので、

 

一般的な30坪から40坪くらいの住宅を想定してお話ししたいと思います。

 

 

 

これから各価格帯による家の内容の違いを説明していくのですが、その前に・・・

 

戸建て住宅の建設コストは、どんなところをどうすれば変わってくるのかを、

 

まとめておいた方が、建設コストの差の説明がわかりやすいかと思いまして、

 

それから先に説明することにします。

 

 

 

◆建物の外形による価格差

 設備や建具(室内外のドアや引戸や窓)など建物の付属物ではなく、構造体のコストは、

 室内の床・壁・天井などは安く、外部に面する外皮部分(基礎と外壁と屋根)が圧倒的に高く、

 同じ床面積でも外皮面積が少ない外形にすると、坪単価は大きく下がります。

 外形によって、全体コストで200万円や300万円、場合によってはそれ以上の違いが出ます。

                  ↓

 〇総2階は、基礎面積と屋根面積が最も少なくなるため、同じ面積でも総2階に近い方が安い。

 〇細長い長方形よりも、正方形に近くなればなるほど、外壁面積が減って安くなります。

 〇凸凹が少なくなればなるほど、壁の長さが短くなり、また、コーナー材は価格が高いため、

  両方の意味で、面積当たりの壁の長さが少なくなるため、坪単価が下がる。

 ☆サイコロのような正六面体(立方体)が最も坪単価が安く、

  その形状から離れれば離れるほど坪単価が上がります。

 

 

◆外装材(屋根材や外壁材などの外部の素材)の違いによる価格差

 外装材の違いにより、全体コストで100万円〜200万円、場合によってそれ以上、違ってきます。

                  ↓

 〇屋根は、安いものから高いもの順に、板金屋根→スレート瓦屋根→陶器瓦屋根の順となります。

 ※メンテナンスがほぼ不要の陶器瓦にすると坪単価は上がりますが、防水や美観を維持するための

  維持費(塗装費用)がかからないため、長い目で見ると安くなります。

 〇外壁は、安いものから高いもの順に、サイディング外壁、塗り壁、タイル外壁の順になります。

 ※防水や美観を維持するための維持費は、タイル外壁は全くかかりませんが、それ以外は必ず、

  維持費(塗装費用)がかかります。一般的には15年に1回、120万円程度の塗装費用がかかります。

 

 

◆窓の形状や数、外装の装飾部材などによる外観デザインの差別化による価格差

 一概には難しいですが、全体で100万円〜200万円の違いは出たりします。

 

 〇窓面積当たりのコストが安い引違窓で窓面積を確保する場合(デザインとしては単調・平凡)と、

  縦滑出窓や上げ下げ窓などの小さな窓を数多くして窓面積を確保しながら外観デザインを差別化

  する場合で、同じ窓面積でも大きなコスト差が出ます。

 〇バルコニー手摺で金属やガラス製のものを採用したり、アクセントで石や外装木材を採用したり、

  外装モール材を使用したり、デザインの差別化部材の採用により大きくコストが違います。

 

 

◆断熱性能の違いによる価格差

 断熱性能の違いにより、全体コストで100万円〜300万円くらいの違いが出ます。 

 

 〇サッシと玄関ドアの断熱性の違いにより、金額が違います。

 〇断熱材の性能×厚みにより、金額差が出てきます。

 〇24時間換気システムが熱交換型になっているかどうかでも、金額差が出ます。

 

 

◆耐震性能の違いにる価格差

 耐震性能の違いにより、(これは特に一概には難しいですが)全体コストで100万円等の差が出ます。

 

 〇基礎鉄筋の太さ、基礎のコンクリート強度、基礎の設計寸法などの違いにより、金額が違います。
 〇耐震壁の壁量の違いによっても金額が違ってきます。

 〇構造材の種類によっても金額が違ってきます。

 〇制震ダンパーなどの制震材を入れる場合はその金額も違ってきます。

 

 

◆防火性能の違いによる価格差

 木造住宅の場合、省令準耐火仕様になっているか一般木造かで20〜30万円程度のコストが違います。

 ちなみに、省令準耐火は、火災保険料が木造の1/3程度(茨城県の場合。千葉県の場合は1/2.5程度)

 になります。

 

 

◆防犯性能の違いによる価格差

 窓ガラスを防犯ガラスにするかどうか、面格子が通常面格子か防犯面格子かなどで、

 20〜30万円程度のコストが違います。

 

 

◆バリアフリー性能の違いによる価格差

 〇手すりの設置数や浴室の引戸、階段の仕様などで、20〜50万円程度のコストが変わってきます。

 

 

◆内装材グレードによる価格差

 内装床材、壁仕上げ材、天井仕上げ材の違いにより、全体で100万円〜200万円の違いが出ます。

 

 〇一般的な合板フローリングを採用するか、無垢フローリングやタイルや石材などの床材を採用するかで

  大きなコスト差が発生します。

  壁や天井の仕上げ材に一般的な壁紙以外の板張りやタイル、その他の意匠建材を採用すると、

  大きくコストが上がります。

 〇天井までの高さの扉の採用や、鏡面仕上げの扉の採用、無垢扉の採用などで、コストが上がります。

 

 

◆インテリア装飾部材や造り付けの家具や収納などの設置による価格差

 インテリアのグレード感を差別化する装飾部材や、造り付けの家具や収納の数や大きさなどで、

 全体で100〜200万円は違います。

 

 〇インテリア格子や飾り棚、金属階段や手すりなどのインテリア装飾部材をどこまで採用するか、

  または採用しないかにより、コスト差が発生します。

 〇作り付けの家具や収納をどこまで設置するかしないか、また収納内の棚や引き出しなどをどこまで

  造り付けるかによって、コスト差が出ます。

 

 

◆水回り設備グレードによる価格差

 キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの水回り設備のグレードにより、100万円〜200万円などの

 価格差が発生します。

 

 〇キッチン自体のグレード、引き出しか開き扉か、引き出しレールのグレード、食洗器のありなし、

  天板やシンクの種類でコストが変わります。

 〇ユニットバス自体のグレード、床・壁・天井の素材選び、浴槽断熱、水栓などの金物類のグレード、

  乾燥暖房機などの有無、その他のオプションなどにより、金額差が出ます。

 〇洗面化粧台のグレード、大きさ、付属品などで金額が変わります。

 〇便器のグレード、タンクレスかタンクありか、便ふた自動開閉などの機能により価格差が出ます。

 〇節電・節水の省エネ性が高いと初期コストは高く、省エネ性が低いと初期コストは安いです。

 

 

◆空調設備による価格差

 エアコンなどの空調設備や床暖房の設置の有無、設置台数、全館空調システムの導入などで、

 100万円〜300万円のコスト差が出ます。

 

 〇住宅会社によっては、資金計画にエアコンを見ていないケースがあったり、1台だけ、2台だけ、

  全室設置など、台数により大きな金額差が出ます。

 〇夏はエアコン、冬は床暖を別に設置する場合があり、床暖の有無と設置面積でコスト差が出ます。

 〇マツシタホームでもそうですが、他メーカーでも全館空調システムの設置が増えており、

  設置した場合は100万円〜200万円の設置コストがかかります。

 〇熱交換型かどうか、熱交換率の違い、モニター設置の有無など、24時間換気システムのグレードに

  より、コストが違います。

 

 

◆その他設備による価格差

 HEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム…水道光熱費を見える化し、場合によっては制御する)、

 玄関通信機器、非常灯など、その他の設備により、コストが数十万円〜100万円程度違ってきます。

 

 

◆太陽光発電システムの搭載量による価格差

 〇太陽光発電システムの搭載の有無、搭載量により、100万円〜300万円程度の金額差が出ます。

 

 

 

これ以外にも、塗装費や定期メンテナンスなどの維持費、維持管理のしやすさ、空気の安全性の高さなど、

 

色々とコスト差要因がありますので、それぞれをどこまでやるのかによって、

 

大幅な価格差がでることになります。

 

 

 

 

【その4】へ続きます・・・

 

 

 

 


 
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