2018.08.25 Saturday

今の時代、「競争」をどうとらえるか・・・住宅メーカーと「競争」【その2】

今の時代、「競争」をどうとらえるか・・・住宅メーカーと「競争」【その1】からの続きです。

 

恐れ入りますが、前の記事から読んでいただけたら幸いです。

 

 

昨日の記事では・・・

 

 

日本最大、世界でも第5位の広告代理店である電通のシンクタンク、

 

電通総研が1980年代から5年ごとに行っている「世界価値観調査」の結果からは、

 

現代の日本人の多くは格差を嫌っているが、その一方で競争することには利点があり、

 

競争は個人の成長には必要だと考えていると解釈することができる、

 

つまり、競争は好ましいが、その競争の勝ち負けが収入格差に結びつくべきではない、

 

現代日本人の多数派こう考えていると解釈できます。

 

 

 

基本的に競争に参加するかどうかは個人の自由だという考えがあり、

 

「頑張らないヤツが悪い」とばかりに競争を肯定的にとらえて競争に参加する人と、

 

「頑張ったって意味がない」と競争を否定的にとらえている人、

 

現代は、この二極化が進んでいるように思われます。

 

 

 

このこと自体は悪いわけではないと思うのですが、

 

 

問題点は、結果的に競争に参加する人間が少なくなりすぎていて、

 

競争に参加する人間のヤル気やアイディアの創出などによる社会の活力が不足してきていて、

 

このままでは、年収が下がるなど個人の経済力が低下し、

 

国としての地盤沈下にもつながってしまう・・・というのが昨日の記事でした。

 

 

 

 

 

 

今日は、そんな環境の中でどうしていけばいいのかを書きたいと思います。

 

 

 

結論をシンプルに書くと、

 

競争に積極的に参加する者たちは、切磋琢磨してリーダーとなり、

 

競争に参加しない人や、競争自体を否定する人たちを、いかに巻き込んで、

 

みんなで成長できて幸せになれるモデルを作り出し、実現できるか、

 

これが目標になると思います。

 

 

 

 

競争に参加しない人や、競争自体を否定する人たちを、いかに巻き込むか、

 

言うのは簡単、実際にやるのは困難なことですよね。

 

 

 

今どきの若い人をどう育てるか、私がいいと思っている方法を

 

大学の准教授が行ったセミナー資料をご紹介しながら説明してみます。

 

 

 

この先生は、もともとメーカーの出身で、

 

現在も企業コンサルティングや社員研修もされている方で、

 

企業経営にどう生かすかという観点でのセミナーです。

 

 

 

 

 

「今どき若者」の特徴と背景


ゆとり世代をどう戦力化するか?

 

 

 

■「いまどきの若者」の特徴と育った背景

 

若者が変化している?

 

教職員は最近の学生が変化している感覚を持っている

 

 

あるベテラン教員の話


■以前は授業が終わるとしつこく話を聞きに来る学生が目立った。


■さらに、学生と一緒に飲みに行ったり、学生が自主的に集まって「企業戦略研究会」を始め、

 指導しに行ったりすることがあった。


■しかし、最近数年は、飲みに行くことが減った。そもそも学生が飲まなくなった。質問も減った。


■若者の熱意が下がっているのかもしれない・・・

 

 

ある職員(アメフト部コーチ)の話

 

■以前と比べて、没頭する学生が少なくなった。

 

■すぐに、アメフト以外のことに意識が向く。ゲーム、SNS、AKB48・・・

 

 

 

 


「色眼鏡には注意しよう」

 

 

1946から1950年に生まれた人たちが言葉遣いを指摘した文章と推察されますが、

 

いつの時代も「若い人は」は同じようなことを言われています。

 

 

「敬語を知らない人種」
最近の若い人たちの著しい特色は、敬語を知らないと言うことである。

すなわち友達の話をする時も、先生とか先輩と話をする時も、

同じ用語しか使えないと言うことである。

相当の教養のある家庭の子女でも「古い」人たちが聞いたらびっくりして、

顔をしかめたくなるような話法を用いる。

 

 

「最近の若者の特徴」は、このように色眼鏡で見られやすいテーマなので、

 

教員としての感覚ではなく、データを使って考察していきます。

 

 

 

 

 

「今どきの若者」の特徴と育った背景

 

 

【好ましい面】

 

■素直で真面目

 

■教えたことには真面目に取り組むので、指導次第で成長する

 

■チームワークが良い

 

■長く勤務する気持ちが強い

 

 

 

【懸念する面】


■おとなしい、積極性・創造性が低い


■打たれ弱い


■ 1つのことに没頭しない

 

 

 

 

 

 

【好ましい面】

 

■素直で真面目

 

 

 

「協調性」「忍耐力」「責任感」といったチームプレイに必要な能力は自信があるが、

「創造性」「想像力」が低く、消極的な傾向が懸念される

 

 

社会人としての自信「自信のあるもの」と回答した割合から

「欠けているもの」と回答した割合を引いた値

 

 

 

 


チームでの仕事を求める

 

協調性が高いため、個人で成果を上げるよりもチームを組んで成果を高めることを求める。

 

 

担当したい仕事は「職場の中先輩や他の部門とチームを組んで、

成果を分かち合える仕事」を希望する回答の割合(%)

 

 

 

 

個人の昇格よりも、職場の人間関係重視

 

 

会社・職場に望むこと。

昇格よりも人間関係を重視している。
 

 

 


長期的な勤続を希望
景気に関係なく、若い人たちは年々、長期の勤務を希望する傾向がある。

未熟で時間がかかるが、教育投資が回収できる可能性が高い。

 

 

「あなたは1つの会社に、最低でもどのくらい努めるべきだと思いますか」の質問に対して
「4〜5年」「6年以上」とする回答の割合。

 

 

 

 

 

 


「いまどきの若者」の特徴と育った背景

 

 

懸念する面

 

■おとなしい、積極性・競争意識が低い

 

■打たれ弱い

■集中力が低くなりやすい、1つのことに没頭しない

 

 

 

 

行動・意識面での特徴

 

 

叱られると弱い、競争意識が低い、指示待ちといった傾向が懸念される。

 

 

人事部門が感じる、ゆとり世代の特徴(複数回答)。

 

 

 

 


行動・意識面の分析データ

 

 

適性テストの経年変化でも全スライドと同様の結果が出ている

 

 

リクルートマネージソリューションズ組織行動研究所
「大学生の過去10年の性格傾向変化」SPI適正テストデータ

 

 

 

 

 


学生に対する感想

 

 

先生が勤務で、実際に感じていらっしゃること

 

■真面目で素直

 □授業の出席率は高い

 □斜に構える学生は少ない。やんちゃそうな学生も、話せば素直

 □具体的に指示をすれば、100人教室でもペアワークが可能

 □きっかけを与えれば伸びる!
 □刺激を与えれば素直に吸収
 □話し方や思考の深さが変化

 

 

■具体的な指示が不可欠
 □わからないと手を止めてしまう
 □指示をしてわからなくても質問をすることが少ない

 

 

■集中力が低い学生の存在
 □すぐに寝る、スマホを見る、隣の人と話すなど
 □放置すると周囲に伝播する

 

 

 

 

こんな学生たちが卒業して就職したときに、

 

どのように接して、どのように育てればいいかということが

 

この後に書かれているのですが、それはまた明日につづきます・・・

 

 

 

 

【その2】へ続きます・・・

 

 

 

 


 
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