2016.12.21 Wednesday

「断熱性能が低いとエアコン嫌いに」【下】

「断熱性能が低いとエアコン嫌いに」【上】 からの続きです。

 

 

恐れ入りますが、前の記事をお読みいただいてから、読んでいただければ幸いです。

 

 

 

光熱費はエアコンが安い

 

 

次に「エアコンは光熱費がかかる」という話を検証してみましょう。

ここでは他の機器と比較できる暖房と除湿についてみてみたいと思います。

暖房能力1kwh当たりの比較。2014年1月の平均的単価を採用。

エアコン実効COP=3〜4、電気=24円/kwh、灯油=100円/リットル、

都市ガス=170円/m3(1m3=12.8kw)として計算。

電気料金は関西電力、月間延べ利用量300kwhまでとして試算。

 

 

 

 

「建築知識ビルダーズ」という別の業界専門誌から持ってきた表。

前の表より多種の暖房の暖房費が比較されていますが、暖房費は

やはりエアコンが最安です。※次世代省エネ乎楼茲涼杷性能の家
 

 

 

比較してみると、エアコンがいかに安いかがよく分かります。

 

 

特に深夜電力を使う場合は圧倒的な安さです。

 

 

灯油は昔に比べると随分高くなりましたが、それでもエアコンに次いで安くなっています。

 

 

時々「エアコンは高くつくからホットカーペットを使おう」という方がいますが、

 

この行為がどれほどもったいないことか・・・

 

 

こんなことが日常的に行われているのが残念です。

 

 

 

 

除湿もエアコンのドライがベスト

 

 

除湿においても消費電力当たりの除湿量を比較してみました。

 

 

 

3タイプの除湿機とエアコンのドライ運転で、消費電力当たりの除湿量を比較。

エアコンが高効率であることが分かる。

 

 

 

一般的に家電量販店に置かれている除湿機は

 

コンプレッサー式、ゼオライト式、ハイブリッド式のどれかですが、

 

どれと比較してもエアコンのドライ運転の方が圧倒的に効率が良いことが分かります。

 

 

 

にも関わらず「エアコンがあるのにわざわざ除湿機を使う」という無駄が

 

至る所で行われています。これも本当にもったいない話です。

 

 

 

ここで間違ってもらっては困ることがあります。

 

 

それは、「冷房はエネルギーを食うのでドライ運転にしよう」という

 

勘違いが非常に多いということです。

 

 

 

今のエアコンの半分以上の機種は再熱除湿という機能がついています。

 

 

 

このタイプのドライ運転は、冷房によって水分除去だけでなく

 

温度を下げ過ぎた空気に熱エネルギーを追加して再熱する仕組みになっています。

 

 

 

当然ながら増エネになるので高くつきます。

 

 

(最近、それが問題になって、再熱除湿は急速に減ってきました)

 

 

 

この事実も関係者の間では常識ですが、

 

一般の方、工務店の実務者の方の多くが誤解しているという事実があります。

 

 

 

 世間では省エネといえば設備や発電にばかり目が行きがちです。

 

 

 

しかし、それ以前にこういった勘違いを是正するだけでも、

 

恐らく日本の総使用エネルギーを数%減らせるだけの可能性を持っていると思います。

 

 

 

少しでも多くの人がこのような勘違いを是正する伝道師になっていただければ幸いです。

 

 

 

 


 
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