2016.10.26 Wednesday

"効かない制震"を選ぶな!【その1】

住宅会社向け専門誌の「日経ホームビルダー」11月号に、

 

制震ダンパーに関する記事が掲載されていました。

 

 

 

それによると、市販されている制震システムの中には、

 

効果が高いものと効果が低いものがあり、

 

粗悪品もあることが書かれています。

 

 

 

効果の高い制震装置として、マツシタホームが採用する

 

住友ゴムの「MIRAIE」が真っ先に紹介されていました。

 

 

 

さすがは日経ホームビルダー、わかってますね♪

 

 

 

本題に入る前に、「制震」のことをご存じない方も

 

いらっしゃると思いますので、そこから話をはじめたいと思います。

 

 

 

地震に対する構造技術として、「耐震」「制震」「免震」という3つがあります。

 

「免震」から順番に説明します。

 

 

 

 

「免震」

 

建物の基礎とその上部の構造の間に、積層ゴムやローラーなどの装置を設置し、

 

地震で地面と一緒に揺れる基礎の振動を、その上の構造に伝えない技術。

 

地震の時に、基礎だけは揺れるものの、その上はほとんど揺れないイメージです。

 

デメリットはコストが高いことで、一般的な住宅で300〜400万円かかります。

 

免震構造の特徴
・建物の揺れを抑える
・「地震の後も住める」という考え方
・コストがかなり高い

 

 

 

 

「制震」

 

建物の壁内など、構造体にダンパーなどの装置を設置し、揺れによる変形を抑え、

 

構造体のダメージを抑える方法です。

 

制振部材が揺れに追従し地震エネルギーを吸収して熱に変えて空気中に放出するため、

 

揺れの大幅な低減はありませんが、建物自体の変形・損傷は少なくなります。

 

コストは一般的な住宅で数十万円程度です。

 

制震構造の特徴
・建物の揺れを抑える
・建物の損傷や家具の転倒のリスク軽減できる
・「地震の後も住める」という考え方

 

 

 

 

耐震」

 

建物の骨組みなどそれ自体を強く頑丈につくり、

 

地震の揺れを受け止めて耐えるのが耐震構造です。

 

柱に筋交いを入れたり金物で補強したりするのが一般的です。

 

新耐震基準以降はすべての住宅が、極めてまれに起こる大地震(数百年に一度程度)に

 

耐えられる前提となりました。これは東京では震度6強程度が想定されています。

 

建物に強度はあるものの、地震のエネルギーはそのまま内部に伝わってしまうので、

 

免震、制震に比べると地震時に壁や家具等が損傷しやすいといえます。

 

この構造の住宅が全体の約99%を占めています。

 

耐震構造の特徴

・建物の倒壊は防げるが、揺れは防げない
・建物の損傷や家具の転倒は防げない
・「地震のときは助かる」という考え方
・1981年以降の建物はすべて該当

 

 

 

 

あと、日経ホームビルダーの記事中では、「制振」という言葉が使われていますが、

 

学術的には、元々地震を含めた振動を制するという意味で「制振」が正しいのですが、

 

最近、大手住宅メーカーのほぼ全てが「制震」という言葉を使用していると思いますので、

 

私は「制震」で書かせていただきます。

 

 

 

前の説明が長くなりましたので、表題の記事は、明日からご紹介させていただきますが、

 

今日は、明日の記事の冒頭部分のみご紹介させていただきます。

 

 

 

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記事のタイトル&目次のページ
 

 

 

熊本地震以来、繰り返しの地震に備える意識が高まっています。

 

その対策の1つとして注目されているのが制震システムです。

 

 

だが、市販されている制震システムの中には「粗悪品が存在する」と識者は語ります。

 

 

曖昧な基準で製品を選んでいると、効かない制震で家づくりをしてしまいかねません。

 

 

善し悪しを見極めるために、システム全体、制震装置、配置・制震設計の

 

3つのポイントを押さえておきましょう。

 

 

 

 

【その2】へ続きます。

 

 

 

 


 
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