2009.11.26 Thursday

LED照明の「植物工場」

LED照明を使用して野菜や果物を量産する

「植物工場」の開発が本格化してきた。






昨日の日経新聞に、こんな記事が掲載されていました。




大手ゼネコンの大成建設と自動車用照明大手のスタンレー電気が共同で商品化したとか、

昭和電工がベンチャー企業と組んで光源を全てLEDにした工場を開発したことを紹介していました。




蛍光灯などと比べてかなりコストの高いLED照明が、それでも商品化が進んで来たということは、

長寿命で消費電力が少なく、熱の発生も少ないというメリットが、

最初の費用が高いというデメリットを上まわるようになって来たんだと思います。




記事にも、LEDの価格が低下してきたことが理由だと書いてありました。





ところで、「植物工場」って、ご存じでしたか?



実は、既にかなり前から、たくさんの植物工場が稼働してるんです。



野菜を作る「野菜工場」で有名なのは、

カゴメやキューピーなどの食品会社の他にも、

セコム(警備)やJFE(鉄鋼)などの異業種の会社も工場を経営しています。






このLED植物工場の記事で思い出して調べたら、今年の2月のニュースで、

三菱化学が、中東にLED照明を使った植物工場を事業化するという話がありました。



水耕栽培方式で、照明の明るさや照射時間も調整することで、

水の使用量を、野外栽培の十分の一、

ビニールハウスと比べても半分以下に抑えられるんだそうです。



雨の少ない中東では、野菜は通常は輸入に頼っているらしいんですけど、

密閉した工場で水を管理することで、中東でも野菜が出来るんです。


しかも、通常の三倍以上の収穫量が見込めるんですって。




LED照明は太陽電池を電源とするらしいので、

電力インフラの整っていない地域でも、出来るんですね。

(多分、LEDは消費電力が少ないから、太陽電池との相性がいいのでしょう)



LEDって価格が高いから、先進国とかで普及していくのかと思っていましたが、

こうやってみると、必ずしもそうではないようです。



事実、三菱化学では、まず中東で事業化して、

その後、日本など他国での販売も目指すって書いてありました。




住宅照明の場合、LEDはまだ普及段階に入る前ですが、

こういうニュースを見ていると、

LEDの普及は、思ったより早いかもしれませんね。








マツシタホームの新商品、GLANCELAは、

一番使用する時間の長いリビング照明を、LED照明にして標準搭載しています。


GLANCERAを紹介した9/18のブログ
http://mhome-syatyou.jugem.jp/?day=20090918







LED照明のことも、このブログで何度も取り上げています。

長寿命で、消費電力が少なく、熱の発生も少ないLEDは、環境にやさしい照明です。



※LED照明のことをもっと知りたい方のために以前取り上げたときの記事のリンクをつけておきます。

8月10日のブログ LED照明のお勉強。
http://mhome-syatyou.jugem.jp/?day=20090810

8月10日のブログ シャープが立て役者?
http://mhome-syatyou.jugem.jp/?day=20090811

8月10日のブログ LED照明【その3】 LEDで住宅の照明が変わる?
http://mhome-syatyou.jugem.jp/?day=20090814





 
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