2013.05.11 Saturday

私がなぜ「制震」をおススメするのか【その1】

一昨日の「M7級の首都圏直下地震、マツシタホーム本社付近で高確率!?」で、

この首都圏直下地震に備えるため「制震」システムを入れましょうと書きましたが、

「制震」の説明が不十分だったなあと思い直しましたので、

今日はその説明をできるだけわかりやすくしたいと思います。




建物の地震対策と言えば、

まず「耐震」という言葉が浮かぶ方が多いと思いますが、

建物の地震対策は、「耐震」「制震」「免震」という3つの技術があります。




「耐震」

耐力壁を増やしたり、接合部を固めるなどして、

建物の骨組みの強度で地震に対抗する技術です。



ちなみに、建築基準法における構造の最低基準とは、

次の様な考え方に基づいています。


○数十年に一度程度発生する恐れがある中地震(震度5強クラス)に対しては、
 一般的な耐用年数の住宅が遭遇する可能性が高いため、
 大規模な工事を必要とする著しい損傷を生じず、住宅という資産を守ること。
 
 


○ 数百年に一度発生する大地震(震度6強〜7クラス)に対しては、
 部分的には壊れても、建物全体が倒壊・崩壊せず、人命は守れる程度の性能を持つ。



建築基準法通りでは、

震度6クラスの地震では人命は守られるが住宅という財産は失う可能性があるため、

耐震性能を建築基準法の通りでよしとするか、

大地震でも住宅という財産を守りたい方は、

それ以上の基準にすることを検討しなくてはなりません。





「耐震」をダルビッシュの剛球を受けるキャッチャーの衝撃に例えると…

体全体を固く固定することで、衝撃に耐える工法

体を固めてグッと力を入れ、衝撃に力ずくで耐えるイメージ。

何回もこの受け方をしていると手が腫れ上がって使い物にならなくなってしまいます。






「制震」

建物の構造に組み込んで設置したダンパーなどの振動吸収装置が、

建物の振動を吸収して建物の揺れを軽減する仕組みです。



耐震と比べると、繰り返しの地震にも強くなります。



マツシタホームの主力商品「MAMORIE」では、

住友ゴムの制震ダンパー「MIRAIE」が標準仕様となっています。




「制震」をダルビッシュの剛球を受けるキャッチャーの衝撃に例えると…

体の一部に可動部を設け、衝撃に耐える工法

ミット(キャッチャーが使うグローブ)を持つ手を引きながら受けるなど、
衝撃を技術で吸収するイメージ。

良い技術を持っていれば何球でも受けられる。






「免震」

基礎部分に免震装置を入れて、建物と地盤を構造的に切り離し、

基礎が受けた地震の大きな振動を、建物の上部構造に出来るだけ伝えない仕組みです。



揺れの軽減率が最も大きいですが、反面、コストが高いという問題があります。




「免震」をダルビッシュの剛球を受けるキャッチャーの衝撃に例えると…

体全体を可動体とすることで、衝撃に耐える工法

強力モーター付のローラースケートを履いてミットを構え、
ボールが来ると同時に、体全体をボールに近いスピードで後ろに走らせて、
衝撃を逃がすイメージ。


正しく作動すれば、ボールの手への衝撃をあまり感じないで済む。





今日はわかりやすくしようと思って、

地震の揺れをダルビッシュの剛球を受けるキャッチャーの衝撃に例えてみましたが、

どうでしょう、わかりやすかったですか?



かえって分かりにくかったという方もいらっしゃるかもしれないので、

明日は、例えではなく、普通に説明したいと思います。



【その2】へ続きます。





 
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