2009.08.02 Sunday

蛍光灯と白熱灯。

蛍光灯と白熱灯をどう使い分けたらいいかって、わかりますか?

※LED照明の話はまた今度。




 

蛍光灯と白熱灯の構造面の違いは別にして、他にも色々な違いがあります。


●価格は蛍光灯が高く、白熱灯が安い。


●照明の寿命は、蛍光灯が長くて、白熱灯が短い。


●同じ明るさを得るのに、蛍光灯は少ないワット数で良く、白熱灯はワット数が多く必要。

※つまり、同じ明るさなら、電気代は蛍光灯が安い。


●照明の色は、白熱灯は温かみのある色で、蛍光灯は白っぽい。(最近は電球色の蛍光灯がある)


このほかにも、蛍光灯より白熱灯の方が料理などの色がきれいに見えるなどの違いもあります。




あと、お客様からよく聞かれる質問では、

蛍光灯と白熱灯で必要なワット数はどのくらいなのでしょうか?


居室の広さに対しての必要なワット数は、

2.5m位の天井に付けるとして、

蛍光灯・・・・・[照らしたい帖数]×10以上 ※6帖なら60W以上

白熱灯・・・・・[照らしたい帖数]×40以上 ※6帖なら240W以上

この位が目安です。


※玄関・トイレ・洗面室などはそこで作業をするわけではないので、もっと暗めでOKです。



あくまで目安なので、読書や事務作業をするスペースなら、明るめがいいと思います。



また、取付位置がもっと高ければ、もっと明るさが必要になりますし、

ペンダント照明(吊り下げ型の照明)なら、取付位置が低いため、もっと暗くていいです。



それから、高齢者の方は、このワット数の2倍から3倍くらいの明るさが必要と言われています。




こういったことを考えて、蛍光灯と白熱灯を使い分けることになります。



照明は、適材、適所が重要なんですけど、

他にもインテリアや建物の配置の問題もあるので、

かなり深いのです。




それなのに、あまり深く考えられないのが、悲しいです。



これ、日本の家電メーカーが、蛍光灯を大量生産してどんどん販売して、

「とにかく部屋の真ん中に蛍光灯」

「廊下や水回りは安い白熱灯」

これが当たり前、みんなそれで育ってきたという歴史がそうしてしまったんです。


特に、「明るーい、○○○○○」


私と同じ名前だったメーカー。


(親戚じゃないけど、自分が悪いような気がしてきます)



でも、雰囲気のいいお店って、必ず、光がデザインされてますよね。



住宅も、いい雰囲気にしたいです。



蛍光灯と白熱灯と、LEDをうまく使い分けて、

光熱費もよく考えて、光のデザインを考えます。





 
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