2012.05.08 Tuesday

竜巻とハリケーンタイと電動シャッター

一昨日、5月6日に茨城県つくば市と栃木県真岡市で竜巻があり、

相当数の家屋が被害にあいました。


被害に遭われた方には心よりお悔やみを申し上げます。



局地的とはいえ、猛烈な被害でしたので、

これから家を建てる人があの映像を見ると、

「あんな竜巻が来たらどうなっちゃうんだろう」と考えると思いますので、

マツシタホームとしてやっていることを書いておこうと思います。




竜巻の翌日に出た気象庁発表では、

「F2クラス(竜巻の強度の等級)と見られるが、今後の調査でそれより強くなるかも」

となっていましたが、TVで専門家は「おそらくF3クラスになる」と言っていました。



F3と言えば、日本では、これまで最も強く、

観測史上、過去3回しか発生していない強さだそうです(今回が4回目になる)。



ちなみに、これまで竜巻が発生した場所が気象庁HPにありましたので、

URLを掲載しておきます。


気象庁HP・関東で過去に竜巻が発生した場所(上陸していない海上竜巻を含む)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/stats/bunpu/bunpuzu_kanchuu.html





ニュース映像で、戸建て住宅の竜巻被害を見ていると、


_帆澗里基礎ごと飛ばされた

基礎だけを残して家が飛ばされた

4霑辰鮖弔靴堂箸崩壊した

げ虻が飛ばされた

ナが飛んできて建物に当たって壊れた

Εラスが割れて家の中がぐちゃぐちゃになった


こんな被害が多かったようです。




今回の竜巻の報道映像を見て一番驚いたのは、

,隆霑辰瓦伐箸飛ばされた家があったことです。



正直、東日本大震災の津波でほとんどの家が全て流されてしまったような地域でも、
(私は東北に視察に行きました)

どの家も基礎だけは残っていましたので、

基礎ごと家が飛ばされるというのは、ちょっと想像の域を超えていました。



建物の基礎って、コンクリートの塊で、数十トンはあるんです。


しかも、基礎の高さは40cm程度ですから、横風の影響は少ないはずなので、

それを「持ち上げてしまう」という事は、「上に引っ張る力」が強いということです。



竜巻の下から上へ向かうパワーのものすごさを思い知らされました。



竜巻は、中心に近いところほど、上に向かう力が強いので、

おそらく中心付近が通った場所だったと想像されます。




正直、この,侶物全体が基礎ごと飛ばされるというのは、

なかなか対策が難しいと思います。



ガラスが割れて風が建物内に入ることによって、建物が持ち上げられるそうなので、

マツシタホームで全引違窓※に標準採用している電動シャッターによって、
※シャッター取付不可の小窓を除く

建物内に入る風の量が減れば、飛ばされにくくなるのかなとも思いますが、

正直、あれだけのパワーになると、効果があるかも・・・という程度しか言えません。



鉄筋コンクリート住宅にして重量を重くすることくらいしか、

本格的な対策はないのではないでしょうか。





△隆霑辰鮖弔靴堂箸飛ばされたは、

正直、基礎と建物の緊結が弱かったのではないかと思います。



基礎ごと飛ばされた家は、築2〜3年だそうなので、

2000年の建築基準法改正で義務化されたホールダウン金物によって、

基礎と柱がしっかり緊結されていたからこそ、家と基礎が離れなかったのだと思います。

(ちなみにマツシタホームは1997年の創業時からホールダウン金物を採用してました)



また、この家は、家が持ち上がるほどの強烈な下から上への力を受けながら、

屋根は飛ばされていませんでしたので、

むしろ、家そのものはしっかりしていたのではないかと思います。





耐風対策として、マツシタホームで特にやっていることは(前述したことも含む)、


☆屋根が飛ばされないようツーバイフォー用のハリケーンタイをタルキ全てに施工


☆全引違窓(シャッターの設定がない小窓を除く)に電動シャッターを標準仕様化



です。




竜巻は、世界の80%がアメリカで起きていると言われるくらいアメリカで突出して多く、

また、アメリカでは、日本の台風以上に強烈なハリケーンもあります。



そのアメリカで圧倒的なシェアを誇るツーバイフォー工法の住宅の屋根は、

強風に対して、優れた強度を備えています。


台風以上に強烈なハリケーンが襲う北米で生まれただけに、

強風に備える独自のアイデアが採用されているのです。



それが「ハリケーンタイ」と呼ばれる、あおり止め金具で、

ハリケーンタイは屋根のたる木と外壁をがっちりと連結し、

強風にあおられても屋根が吹き飛ばされないようにします。



最近では、マツシタホームのように、木造軸組工法でも採用する会社が出てきています。



マツシタホームの家は全てのタルキに「ハリケーンタイ」を施工します。
大手ハウスメーカーでは、1本おきに施工の会社もあります。



この金物の1個当たりの許容耐力は、実に2,710N※(ニュートン)もあります。

※メーカーカタログ値より



風速70mの時に、この金物1個当たりにかかる力は1,666Nで、

F2クラスの竜巻で風速50〜59m、F3クラスで70〜92mですから、

おそらく、日本の竜巻では、マツシタホームの家の屋根は飛ばないと思います。





それから、マツシタホームで全引違窓に標準採用している電動シャッターは、

あれだけのパワーの竜巻では無理かもしれませんが、

台風やダウンバースト、竜巻もある程度までなら、有効だと思います。



強風や物が飛んできても、ガラスが割れにくくなりますので、

ガラスでケガをしたり、また暴風雨が室内に入り込んで起こる被害を防ぎます。




竜巻の場合、

竜巻が見えてから、家中のシャッターを閉めるまでの時間は、

電動シャッターは、手動に比べて数分の一の時間で済むと思います。

※竜巻が近づいたときは、家の中の窓がないコーナー部分にいるのが良いそうです。



今回のような、F3クラスの竜巻が来たとして、

シャッターが(壊れたとしても)、風が大量に入り込むのを抑えてくれて、

家が持ち上げられるのを防いでくれないかなあ・・・と思っています。



「どんな天災が来ても絶対大丈夫」とは言えませんが、

マツシタホーム企業理念通り、

住む人の安全のために、ベストは尽くしているつもりです。



マツシタホーム企業理念
http://www.mhome.jp/corp.html




 
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