2012.03.17 Saturday

3月14日の地震から、改めて今後を考える。

東日本大震災の発生から1年が過ぎた今週水曜日の3月14日、

東北の三陸沖と千葉県東方沖で相次いでマグニチュード6を超える地震が起きました。



千葉県東方沖の地震は、

マツシタホーム本社のある神栖市と隣の千葉県銚子市の間のすぐ沖が震源地でしたので、

ご不安を感じておられるお客様も多数いらっしゃると思います。



こういうときに大切なことは、正確な情報をお伝えすることだと思いますので、

私が把握している情報は、出来るだけお伝えしておこうと思います。




1.三陸沖の地震と、千葉県東方沖の地震の関連性について


三陸沖の地震については、

専門家は日本海溝の東側で起きた「アウターライズ」地震だと指摘しています。



三陸沖の地震は、巨大地震の余震が起きている「余震域」の北側付近で起きており、

巨大地震の余震ではありません。




また、茨城県神栖市と千葉県銚子市で震度5強の強い揺れを観測した千葉県東方沖の地震は、

余震域の中、ほぼ南の端で起きていて巨大地震の余震とみられています。




2つの地震が起きた場所は500キロ以上離れているため、直接の関連はないそうです。



しかし、ちょうど去年3月の巨大地震の震源域を挟むように起きていますので、

巨大地震の何らかの影響があるとも考えられます。






2.巨大地震から1年余り。地震はいつまで続くのか?



震災から1年たってもなお活発な地震活動ですが、

今後の見通しについて、気象庁は、

「巨大地震の震源域とその周辺の地域での地震活動は『年』の単位で続く可能性がある」


マグニチュード9.0という巨大地震によって、地殻のひずみがあちこちに出来ていて、

それが少しずつ、余震という形で解放されていくため、

収束には年単位の時間がかかるという話しです。



余震や周辺地域の地震には引き続き、十分注意が必要です。



巨大地震から1年が過ぎても、

なお強い揺れや津波が襲うことに不安な気持ちをもたれた方も多いかと思います。



家具の転倒防止などの揺れに対する備えを進めるほか、

沿岸の方は、津波のときの避難方法を改めて確認していただきたいと思います。







3.今回の余震で被害は?


マツシタホーム本社エリアでは、過去14年間で約1,100棟の建築実績がありますが、

今回の余震による被害、その他の影響があったという報告は1件もありません。




ただし、ニュースによると、

ごく一部の地域ですが、再液状化の被害があったようです。


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震度5強を観測した銚子市で、市の職員が調査したところ、

これまでに7棟の住宅や倉庫などの建物で、

ガラスが割れたり外壁がはがれるなど一部損壊の被害が出たほか、

住宅の塀が倒れる被害も4件確認されました。


調査に当たった銚子市土木課の職員は、

「東日本大震災で被害を受けて補修をしたところに再び亀裂が入っていました。

きのうは大きく揺れましたが、今のところ道路に大きな損傷はなく、

簡単な補修で済みそうです」と話していました。


また、銚子市東小川町にある住宅街の道路では、およそ100メートルにわたって、

合わせて5か所から水や砂が噴き出す液状化の被害が確認されました。


関東学院大学工学部の若松加寿江教授が、これらの映像を分析したところ、

「吹き出した砂はいずれも水分を含んだ状態で、きのうの地震で、

地下水と一緒に地中から砂が噴き出る液状化が起きたことは間違いない」と指摘しています。


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14日、震度5強の揺れを観測した茨城県神栖市では、

一部の地区で住宅の敷地や道路などで砂や水が噴き出す現象がみられ、

市では液状化現象が起きたのではないかとみて調査しています。


震度5強を観測した茨城県神栖市中部の太田地区では、美容室の駐車場などで、

14日の地震の直後から水や砂が吹き出る現象が起きたということです。


美容院を経営する60代の女性は「地震の前まではなかった水が、

きのうはいきなり辺り一帯が水浸しになりました。地震が収まらないので、

直すにも直せなくて困ります」と話していました。


連絡を受けた神栖市では、液状化現象が起きたのではないかとみて、

15日朝から担当者を派遣し、砂や水が吹き出た道路の写真を撮るなどして調査を始めました。


神栖市防災安全課によりますと、今のところこうした現象がみられる地域は

太田地区しか把握しておらず、家が傾くなどの被害もないということですが、

担当者が市内を巡回してほかに被害がないか調べています。


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ニュースにあるように、再液状化がごく一部で発生したほか、

銚子市では建物にもごく一部被害があったようですが、

全体的には、被害はほとんどなかったようです。




液状化については、ニュースでやっているように、

一度、液状化したところは、再液状化する可能性があります。



ただし、一度液状化したら、

必ずしも、それ以前に比べて液状化しやすくなるというわけではありません。




やはり去年、大きな地震に見舞われたニュージーランドのクライストチャーチで、

1年あまりの間に4度も液状化を繰り返した地域があるというのをTVニュースでやっていて、

何度も何度も液状化した映像を流していたので、

あれを見ていると、一度液状化した地域は、とても再液状化しやすくなってしまうような

印象を受けてしまいそうです。



マツシタホームの家も、液状化の影響で不同沈下を起こしてしまった建物がありますので、

そういったお客様からしたら、大きな余震があると、とても不安になると思います。



実際に、再液状化は起こりえますので、

それに向けた対策等は考えておかなくてはならないのですが、

必要以上に不安をあおるようなニュースはどうかと思っています。




再液状化については、

その場所の地質や地下水の状況によりますので一概には言えませんが、

一般論としては、一度液状化した土地は、砂が締まって、

元の地盤よりは液状化しにくくなるそうです。




沈下修正の業者さんなどから、過去の経験上の話しも大分聞いているのですが、

一部上場の大手ゼネコンで海洋土木では日本最大手である

五洋建設のホームページにそのことを書いていますので、

下記に掲載しておきます。



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五洋建設HP 再液状化対策について
http://www.penta-ocean.co.jp/business/tech/civil/ground/qa_db/liquefy/index.html


○一度液状化した地盤は再液状化に対する抵抗が増すと聞きました。
 大きな地震で液状化被害のあった場所ではもう液状化対策を行う必要はないのですか?
 

一度液状化した地盤では密度が増しますので、一般に再液状化に対する抵抗力も増加します。
しかし、地盤が均一でない場合が多く、地盤内の全てで密度が一様に増加するわけではありません。
また、地震動の継続時間や地震後の地盤の残留変位など複雑な影響が含まれるため、大きな地震で液状化被害のあった場所でも、再液状化の危険性が全くなくなったとは言い切れないのが現状です。

 実際、表-1に示すように、一度液状化した地盤が再液状化したという事例があります。
これらの事例では、地表面での最大加速度(αmax)が過去のそれより小さいのに、再度液状化が起こっています。
したがって、一度液状化しているところだからと言って、液状化について全く検討しないのは危険です。
ボーリング調査などを行い再度液状化対策の必要性を検証し、液状化対策の必要性があると判断される場合には、構造物の重要度に応じて地盤改良などを行う必要があると考えます。


再液状化事例


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今回の余震を含めて、今後も大きな余震は予想されます。




私たちは、東日本大震災を経験し、

お客様のお気持ちも理解していますし、

また、震災前以上に、地震対策、特に地盤対策に力を入れています。



業界全体として、これまで足りなかった部分があった、

地盤調査や地盤改良について見直しをかけたことはもちろん、

大震災時に被害を受けなかった耐震性能もレベルを底上げしました。



これから数年というレベルではなく、

いつ、何時起きるかもしれない大災害への備え、

どこよりも真剣に取り組まなくては、


「最高の家をあなたに」


とは言えません。





「eco & safe」


地震後ではなく、ずっと以前から、

マツシタホームの家のテーマです。



今後もさらに追求します。




 
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